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取扱原料は使用済包装・物流資材に特化

プラスチック製品の使用年数は包装・物流資材が最も短い平均半年で、中には数時間で廃棄されるものもあります。
廃棄量の割合も一番多いのが現状です。
使用期間が短いためあまり劣化していないものも多く、リサイクルの必要性と適合性の両方が揃っています。
こうした背景をうけ、亜星商事では1998年の中国工場時代から使用済包装・物流資材のマテリアルリサイクルを続け、廃材ごとの特徴をつかみ経験と独自の生産技術を積み上げてきました。

廃プラスチックリサイクルについて

※日本における使用済廃プラスチックのマテリアルリサイクル数量は年間約138万トンですが「輸出によるリサクル」が多いという現状を変えるべく努力します。
※2022年、日本はマレーシア・ベトナムを中心に56万3454トンの廃プラスチックを輸出しています。(貿易統計より)


出典 (一社)プラスチック循環利用協会リーフレット「プラスチックリサイクルの基礎知識2022」より
プラスチック製品の使用年数

前処理からペレット加工まで独自の一貫生産体制

PCR(ポストコンシューマ)材は由来不明で、異物混入や汚れ付きなどの難点があります。いかに物性の均一性と高純度を実現するかがリサイクルの要です。
亜星商事では長年の試行錯誤を経て独自の生産技術を立ち上げました。
前処理からの一貫生産にこだわり、異物と汚れの除去、また物性の均一性が取れるように限界まで品質を高めています。

高品質、安定供給を確立

PCR(ポストコンシューマ)材は少量分散型で発生するため安定的に供給が出来ないと、商品化ができません。
亜星商事は再生ペレットの種類ごとに月100~200トンの生産体制を確立し、継続的に月間合計700~800トンを安定的に生産しています。

ストレッチフィルム リサイクルフロー

発生元様にて

①発生
写真提供:㈱日本色材工業研究所様

各事業所様にて、物流梱包資材としてのストレッチフィルムが発生します。

②分別・管理
写真提供:㈱日本色材工業研究所様

発生したストレッチフィルムやその他廃プラスチックを分別し素材ごとに管理します。

③減容(圧縮)
写真提供:㈱日本色材工業研究所様

分別し管理しているストレッチフィルムを減容(圧縮)します。
減容(圧縮)することで
・買取金額が上昇
・輸送時の積載効率向上によるCO2排出量削減
上記2点の経済・環境面のメリットがございます。

④出荷前保管・出荷
写真提供:(株)日本色材工業研究所様

圧縮したストレッチフィルムをなるべく屋内にて保管し一定ロットで出荷します。(有価買取)
※亜星商事による4tまたは10tウィング車でのお引取りも可能です。

亜星商事にて

⑤原料保管

亜星商事にて買取したストレッチフィルムをロット毎に保管します。

⑥選別・ペレット加工

ストレッチフィルムを開梱し異物を手作業で除去した上で「押し出し機」と呼ばれる機械に投入します。

⑦完成ペレット

押し出し機を通す際に「メッシュ」と呼ばれる金網で異物を最終除去し写真の様な綺麗な再生ペレットにします。

⑧トレーサビリティの担保

再生ペレットはフレコン単位で袋詰めされますが、フレコン毎に「製造年月日」「品名」「担当者」「重量」「ロットNO」情報を添付します。
上記情報は、使用した原料と結びつけることで、出荷後もトレーサビリティを担保します。

⑨製品保管・出荷

亜星商事内の倉庫にて、製品ごとに保管され、客先希望日に合わせ出荷を行います。

▼亜星商事の一連の流れの動画はこちら

製造メーカー様にて

⑩製袋(最終製品の一例)
写真提供:大阪和田化学工業㈱様

製袋メーカー様にて、弊社再生ペレットを100%使用したごみ袋を製造します。
▼製袋動画はこちらから

⑪商品パッケージ

商品(進化するごみ袋)は特設ECサイトでも販売中です。
▼ECサイトはこちらから
進化するごみ袋 (ssgb.shop)

販売後

⑫各企業様にてご使用
写真提供:白井エコセンター㈱様、新井紙材㈱様

進化するごみ袋の一部は東京都産業廃棄物の回収袋やストレッチフィルム排出企業様でのごみ袋としてご使用いただいております。